おむつ替え時、赤ちゃんのお尻を拭くのにウェットティッシュ(シート)は必須です。
そして、そのウェットシートを温めるアイテムこそが、おしりふきウォーマーです。
寒い時期は特に、常温の冷たいウェットティッシュで拭こうとすると、体に触れた瞬間、赤ちゃんはびっくりしてしまいます。
ウォーマーを使用していなかったことで、せっかく苦労して寝かしつけたのに、起こしてしまったり、泣き出してしまうこともあります。
今回は、地味に役立つ、おしりふきウォーマーの種類や選び方の解説、使ってわかったオススメ商品を紹介していきます。
おしりふきウォーマーは必要?不必要?
結論から言えば、“なければないでなんとかなる”ものです。
子供用グッズ全般的に言えますが、大昔は現代ほど便利ではなかったですし、そんな不便な状況でも、子供は普通に育ちます。
個人的には、おしりふきウォーマーは、そんな最たるものだと思っています。
というのも、下記記事でも紹介している通り、我が家は当初一切使いませんでした。
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その後しばらく経って、せっかくあるのに使わない理由も特にないですし、普通に使い始めましたが、やはり結論は、あればあったで便利、 “なければないでなんとかなる”アイテムです。
メリットも後述していきますが、本章では、我が家同様宝の持ち腐れにならないよう、その理由を下記4つのポンとに分けて、不要説をわかりやすく解説していきます。
- 生まれ月によっては不要
- 部屋は常に暖かい
- 携帯性が悪い
- 枚数が少なくなると乾く
生まれ月によっては不要
おしりふきウォーマーは、通年で利用できますが、特に冬などの寒い季節に役立ちます。
ご想像通り、気温が下がれば室温も下がり、置いてあるものも当然冷えます。そんな中おしりふきが直接お尻に触れれば冷たいですし、同時にお尻を拭く手も冷たくなります。
ですが、生まれ月によっては不要になる場合もあります。
こちらも同じくご想像通り、春夏など外気が暖かい場合は当然、おしりふきは常温でも生ぬるい状態になります。
上記のような場合、冷たくてびっくりするなんてこともありませんし、普通に(うんち)汚れも落ちます。
デリケートな乳児期さえ乗り越えてしまうと、案外使わないまま過ぎてしまいます。
最初から使わない選択をすると、子供もそれが普通になります
成長してもそれに慣れちゃうと案外不要!
部屋は常に暖かい(場合が多い)
寒冷地に限らず、寒い時期に生まれた赤ちゃんをお持ちなら、エアコンなどの空調を常に効かせているハズです。
部屋が常に暖かければ、ウォーマーは不要の長物です。
代わりにホットカーペットの上や、こたつの中、カイロの上に乗せるなどの工夫をすることで程月齢を乗り切れます
携帯性が悪い
おしりふきウォーマーは、読んで字のごとく、おしりふきを温めるアイテムです。
一部USB供給で温められるポータブルなモデルもありますが、ほとんどのモデルがコンセントからの電源供給です。
そのため、原則電源(コンセント)のあるところ以外使えません。
コンセントタイプも外出先に持っていくことは可能です。
でもサイズが大きい上に電源を探す必要もありますし、すぐに温まるわけではありません。
携帯性の高い薄型スリムなポータブルタイプもあります
でもこの手の製品も実はモバイルバッテリーが必須です
枚数が少なくなると乾く(場合がある)
赤ちゃん用のおしりふきは無添加無香料純水99%を謳っているものがほとんどです。
アルコール入りのウェットシートに比べれば、蒸発はややしにくいものの、それでも蒸発はしていきます。
それが、おしりふきウォーマーで温めることによって、より顕著になります。
とはいえ毎日数10枚と何枚も使用するものなので、大概は乾く前に使い切ってしまうことがほとんどです
また、おしりふきは通常テープで止められる仕様になってます
ウォーマーがない外出先、または裸利用の際、乾燥を防いだり利便性をアップさせたいなら、「ウェットシートのふた」はかなり重宝します
おしりが冷たいぐらい問題ない
子供の肌はデリケート、刺激に弱い、丁重に扱う必要がある、これらは間違いありません。
でも同時にこういった、あたかも腫れ物に触るかのような印象を与える広告や、謳い文句で煽る風潮があるのも否めません(実際そのほうが売れるでしょうし)。
第一子ともなれば、なんの疑いもなく、そういうものだと思って従いたくもなるでしょう。
しかしながら、実際経験してみて思いますが、子供は思っている以上に強いです。
少し古い考えかもしれませんが、お尻が冷たいぐらいなんでもありません。
肌の弱い子も実際たくさんいるので、パパママがその辺りをしっかりチェックしてあげてくださいね
それでもおしりふきウォーマーをオススメする理由
簡単に言えば、“便利だから”以外の何物でもありませんし、間違いなくオススメできるアイテムです。
本章からは、おしりふきウォーマーを使うメリットを紹介していきます。
おむつ交換が楽
子育て経験者なら、おしりふきを冷たいまま使用したことは何度もあるハズ。冷たいまま使用すると、赤ちゃんがビクッとしたり、驚いて泣いてしまうことがあります。
寝かしつけた後におむつ替えしたい場合などは特に、できるだけ起こさないよう刺激は避け、細心の注意をはらいますよね。
面倒なことはできるだけ回避して、余計な仕事を増やさない(減らす)ためにおしりふきウォーマーを使うのは、大きなメリットといえます。
汚れが簡単に落とせる
おむつ交換は、できる限りスピーディーにやってあげたいものです。
冬場など乾燥している季節は特に、長時間排泄物(大)を放置すると、カピカピになって落ちにくくなることがあります。
暖かいだけでおごれ落ちが良くなり、枚数の節約にもなります。
ちょうどお湯の方が油汚れを落とせるイメージです
意外と電気代は安い
ウォーマーを使うと気になるのが電気代。
ですが、いうほど高くはなりません。
例えば、
15ワット(W) の製品を 24時間 × 30日 使用した場合、
電気料金=約291.6円 (合計電力量 10.8kWh) ※1kWh単価 27円で計算
契約時の内容によっても異なりますが、1kWh20円なら約216円です。
一番人気のコンビのクイックウォーマーは15W5.5円と謳っているので、月換算で約170円
1kWhあたり、約15円の計算です
※現実的には1kWhあたり、約15円ということはありません。ですが上記(Check!内)はフル稼働した場合の料金で、実際サーモが効くため200円前後でおさまる思います
おしりふきウォーマーの種類
おしりふきウォーマーには、大きく分けて3タイプあります。
- 市販品をセットするタイプ
- スプレータイプ
- コットンをセットするタイプ
詳しく解説していきます。
市販品をセットするタイプ
おしりふきウォーマーといえばこのタイプ!といっても過言ではありません。
市販のウェットティッシュをそのままセットできるので、互換性が高いです。
注意点は、乾きやすい点。
加えて、おしりふきの中には、一部破れやすいものや、サイズが適合しないものなどがあります。
メーカー推奨のウェットシートを使う必要があるだけですが、このタイプの流通量が一番多く、中古品を探しても一番見つかりやすいです。
市販品セット代表商品
スプレータイプ
霧吹き状のボトルでシュッとすれば、温水で洗浄できます。
わかりやすくいえば、簡易ウォシュレットです。
直接噴きかけられるので、十分な水分量と温水効果で、汚れをサッと拭き取れます。
先述の通り、おしりふきウォーマーのデメリットは、携帯性が悪くワイヤードな点。室内であっても移動はできませんし、とっさの“今ここで使いたい”に対応できません。
スプレータイプは、ボトルごと持ち運べるので、部屋を移動して使うこともできます。また、直接お尻に吹きかけるだけでなく、ティッシュやガーゼ、コットンを湿らせれば、口を拭いたり手を拭いたりも可能です。
スプレータイプ代表商品
コットンをセットするタイプ
市販品のおしりふきもほとんどが水分とはいえ、酸化防止剤等が含まれています。ただでさえ、乳児期のデリケートな肌。市販品が合わないお子さんも当然います。
そんな、肌の弱いお子さんに最適な、コットンやガーゼをセットするタイプ。
肌をいたわるだけでなく、コットンはウェットティッシュより安くて経済的な一面もあります。
コットンセットタイプ代表商品
厳選版おすすめ人気おしりふきウォーマーランキング
本ランキングは、先輩ママ・パパの口コミや、自身の経験、その他外部からの評判を元に、人気製品を3つだけ厳選しています。
ぜひおしりふきウォーマー選びのご参考にしてください。
第1位:コンビ Combi おしり拭きあたため器 クイックウォーマー
2018年7月に発売されるやいなや、瞬く間に広がり不動の人気を誇る、コンビのクイックウォーマーです。
市販のおしりふきをパッケージのままセットが可能で、特徴は、おしりふきの上面を直接温めるトップウォーマーシステムを採用。素早く温めてくれ、いつでも適温にしてくれます。
また、自動押し上げ機構により、枚数が減っても取り出しが簡単に行えます。
【おすすめPOINT】
- トップウォーマーシステムで素早く適温に
- 取り出しスムーズな自動押し上げ機構
- 電気代約5.5円/1日で経済的
ニューモデルもありますし、他にも様々なメーカーのものがありますが、正直おしりふきウォーマーは本製品一択といっていいかもしれません
第2位:コンビ お湯でコットンおしりふき
発売は2015年7月と古株ながら、コットンセットタイプで同じく不動の人気を誇る、コンビのおしりふきウォーマーです。
新生児期だからこそしっかりといたわってあげたいのも親心です。スプレータイプ同様ワンプッシュでコットンを湿らせられるので、おしりふき以外の用途にも役立ちます。
お湯の残量も視認できるため、補充のタイミングもバッチリです。
【おすすめPOINT】
- 楽々ワンプッシュで片手で使える
- 1日使用分のコットンがスッキリ収納
- 補充の目安が一眼で視認可能
コットンセットタイプなら現状一択です!
第3位:コンビ Combi おしり拭きあたため器 クイックウォーマー LED+
デザインがスタイリッシュなコンビのクイックウォーマーです。
基本的な温める機能は、第1位のクイックウォーマーとほぼ同じです。異なる部分は、デザインに加え、プラスアルファの機能が満載です。
暗所でも使えるLEDライトと、残量表示窓、着脱式電源コードなど利便性の高い機能が備わっています。
【おすすめPOINT】
- LEDライト付きワンプッシュ開閉機構
- 残量表示窓により残量視認可能
- 置き場所を選ばない着脱式電源コード
取り出しがしにくいとの口コミもありますが、完全に使用者によります
まとめ
冒頭に解説した通り、なければ無いでなんとかなるのがおしりふきウォーマーです。
電気カーペットの上や、こたつの中だけでは飽き足らず、ブラウン管の時代ではテレビの上で暖めていたといった声も聞いたことがあります。
大切な我が子だからこそ、出来るだけ快適な環境を与えてあげるのも親心ですが、個人的には工夫でどうにかなるならそれを考えるのも親心では無いかと思います。
なんにしてもストレスにならないよう楽しく育児ができるといいですね。