知育玩具として各所でおすすめされている磁石おもちゃ。
有名どころでいえば、ぽぽちゃんでおなじみピープル株式会社の「ピタゴラス」。そして、あらゆる“あそび”を提供している株式会社ボーネルンドの「マグフォーマー」。
本家はさておき、この手のマグネット式のおもちゃは数学的な思考やセンスを育む知育玩具として、世界中で愛されて続けています。
模倣品含め、様々なブランドからリリースされている、磁石ブロック。
今回は、磁石ブロックおもちゃを子供(女の子)に与えてみたので、その反応やレビューをしていきます。
- 磁石ブロックは男の子向け?
- 磁石ブロックブランドはどれがいい?
- NextX MAGNETIC BLOCK M56(磁気ブロックM56) レビュー
- 気になった点・注意したほうがいい点
- 磁石ブロックおもちゃ類似品(NextX製) 総合評価
- まとめ
磁石ブロックは男の子向け?
実は女の子用の少しファンシーなモデルも数多くリリースされています。
とはいえ、カラーが少し女子寄りなだけで基本は同じ。
磁石ブロックは、一般的なブロック遊びで培われるものだけでなく、数学的なセンスや空間把握力、科学的な思考など、想像力を鍛えるのにはうってつけの知育玩具です。
と、ここまでいえばもうお分かりかと思いますが、結論から言って、女の子でも充分楽しめます。
それどころか大人も楽しめるブロックです。
マグフォーマーの公式サイトによれば、対象年齢はなんと、3歳から99歳となっています
ブロックが好きならきっとハマる
まさに我が家がそうなんですが、我が家の娘(プリンセス)は、1歳頃からレゴに触れています。
その甲斐あってか、高く積み上げる作業だったり、色を覚えるだったり2歳過ぎた今でも存分に楽しんでます(年齢問わず楽しめるのもレゴのいいところですね)。
磁石ブロックと同様に、そういった独創性、想像力、探求心などを育むブロックですが、実際に使ってみると少しデメリットを感じます。
スペースが必要
ブロック遊びをするにはそこそこのスペースが必要です。
遊びに夢中になると散らかし放題。ブロックは何ピースもあるため、普通のおもちゃよりも散らかりやすく、幼児用ともなると大きな箱(容器)のものが多いです。
我が家のような、スペースに限りのある集合住宅住まいには地味にスペースを圧迫します。
音がうるさい
ブロックをお持ちならご存知かと思いますが、ブロックは地味にうるさいんです。
特に小さな子供(2〜4歳ぐらい)は、突然癇癪(かんしゃく)を起こしたりするので、ガチャガチャとやられるとかなりの騒音です。
癇癪を起こす→ガチャガチャする→音がうるさい→叱る→泣く、この悪循環に入ると、もうどうにもなりません。
マグネットブロックはいいとこどり
ブロックはハマると、
- 際限なく増えやすく、(それによって)場所を取りやすい
ともいえます。
磁石ブロックのおもちゃは、増えやすいのはブロックと同じですが、たとえ増えたとしても、小さくコンパクトにまとめられるので、比較的場所を取らずに済みます。
※とはいえ、何かしらに興味を持つことはいいことですし、これらのことはブロックに限らず言えるかもしれません
磁石ブロックブランドはどれがいい?
磁石ブロックにも、当然特許があります。
その磁石付き知育玩具の基本特許権者は、特許第3822062号「磁力接続構造体」、マジキャップの生みの親、工房ながおかの代表長岡正夫さんという方が持っています。
冒頭に挙げたボーネルンド(も代理店ですけど)はじめ、その他多数ある中華製の磁石ブロックも、承認をえて販売しています。
中には、未承認のままパチモノを販売しているブランド(メーカー)もありますが、正直消費者にとってはどうでもいいこと。多少の磁力の違いはあれど、どれも互換性があり、大差ありません。
上記判断は、マグフォーマーやその他類似品を、子供と一緒に実際に触れて確認しています
NextX MAGNETIC BLOCK M56(磁気ブロックM56) レビュー
今回、マグネットブロックを購入するにあたり、NextXというブランドを初めて知りました。
NextXは、USLC International Limited傘下、主にRCカーを手がけるGP TOYSという、中国は汕頭市のブランドの幼児向けカテゴリのブランドです。
※上記はGP TOYS製品
マグフォーマーの半額以下で売られている商品のほとんどは、大概中華資本のブランドです。
前述の通り、どの製品を選んでもほとんど違いはありませんが、サイズが若干違ったり、シェイプ(形状)や同梱内容がそれぞれ異なるため、そこだけ注意が必要です。
今回は、海外サイト(中華ECサイト:GearBest)を利用しての購入です。
商品の特徴・概要
特徴といってもマグ・フォーマーと同様、つなげたりくっつけたりしながら、形を学んだり、立体構造を作って想像力を養えます。
本製品は"M56"の通り、56ピースからなっていて、四角と三角のみの組み合わせとなります。
子供にも安心な角のない形状と、各種認証の数々。
特許の有無は不明ですが、国際的な標準規格のASTM規格や、FCC、CEマークがあるので信頼できるブランドです。
※上記は今回紹介する製品とは異なります。同一製品は中華サイト以外購入不可です。
【おすすめPOINT】
- 純粋なブロック遊びとして楽しめる
- 造形力・想像力を育める
- 子供から大人まで楽しめる
外観・パッケージ
化粧箱は、スカイブルーが基調で爽やかな印象です。日本語も記載されていて、直販だけではなく、国内にも代理店がありそうですね。
【パッケージ内容】
・三角形 × 24・四角形 × 32
・キャリーバッグ × 1
・ユーザーマニュアル × 1
海外サイトからの購入でしたが、取説内もしっかり日本語翻訳されています。
英語と日本語のバイリンガルマニュアルなので、そもそもが日本市場向けの製品なのかもしれないですね
使用感
使用感といっても、見てくれ通りの製品です。
マグネットの力は比較的強めで、持ち上げたら落ちてしまうといったこともありません。
取説内には、様々なパーツを組み合わせることでできるハウツーなども掲載されています。
本来の対象年齢は3歳以上ですが、2歳過ぎの娘も夢中になって遊んでいます。
月齢が上がってくれば、もっと複雑な形状のものも必要かもしれませんが、三角と四角だけでも十分色々作れます。
形を認識し始める2歳前後には、このぐらいがベストかもしれません。
現時点では平面でくっつけたり、ただ重ねてくっつけるなどが主な遊び方です
角はないですし誤飲の心配もないので1歳ぐらいからでも使えると思います!
気になった点・注意したほうがいい点
すでに何度か言っている通りですが、注意点は2点ほど。
本製品はあくまでも類似品。悪い言い方をすればパ◯リ(模倣)品です。
本家*1とは“一応”異なる商品です。
サイズは同じなので互換性はあるものの、磁力の違いやサイズ感の違うものなども存在します。
また特許未承認の製品も巷には溢れているので、たとえばメルカリ等での転売は、グレーゾーンに当たるかもしれません。
なんにせよ、この辺りは自己責任でお願いします。
本家との違いは"MAGFORMERS"の刻印と若干の色の違いだけ
中には特許取得済み製品もあります
半額どころか1/4、1/5ぐらいの価格で手に入ります!
【おすすめモデル】
磁石ブロックおもちゃ類似品(NextX製) 総合評価
正直どの製品を選んでも失敗はないと思います。
作りは単純で、ABS樹脂にマグネットが入っているだけですからね。
キッズスペースや、コミュニティセンター(支援センター等)に行くとかなり高い確率である磁石ブロックおもちゃ。
子供の創造性を伸ばすのにおすすめの商品です!
【総合評価】 | |
製品名 | NextX 磁気ブロックM56(MAGNETIC BLOCK M56) |
総合おすすめ度 | ★★★★★ 4.7 |
まとめ
先日娘の男の子の友達が遊びに来て、一緒に楽しんでいましたが、男女ではやはり遊び方が全く違います(※個人差あり)。男の子なら、ホイール付きのセットの方がいいかもしれませんね。
なんにせよ、性別関係なく男女どちらにもおすすめです。
子供のうちからこういったものに慣れ親しんでおけば、将来エリートになっちゃうかもしれないですねw
【こんなご家庭におすすめ!】
- 数学的センスを高めたい
- 創造性を育みたい
- 親子で一緒に楽しみたい
*1:厳密には工房ながおかですが、ここでいう本家はマグ・フォーマーを指します