出産は人生における一大イベント。
初産ともなれば、全てが初めてのことで、事前に何を準備しておけばいいか不安もあると思います。
ネット上では、多くのサイトでリストにて公開もされていますが、実際は全く使わなかったものや、必要なのに掲載されていないものも中にはあります。
とはいえ、出産するにあたって準備は必要不可欠。
産前のマタニティ時期から始まり、産後に必要な出産準備リストを紹介します。
確認
※リストが膨大なので現在1/5程度となっています
随時更新していきます
出産準備ガイド
出産準備といっても、産前に必要なものや産後ゆっくり揃えればいいものもあります。
全て用意しないとダメなんてことはありませんし、家庭環境や入院状況、また、病院のシステム等によっても異なります。
本ガイドは、実際に妊娠、出産を経験した妻が、手帳に綴ったものをリスト化しています。
「入院準備期間」「出産前後期間」「退院時」に分けてそれぞれ紹介していきます。
※並びは順不同、備忘録のためほぼ箇条書きです
ひとつ確実に言えることは、出産時期のサポートは必須です
男性も“必ず”積極的に手伝いましょう!(やらないと一生ネタにされますよw)
入院準備期間
用意周到であれば、入院前に全て揃えてしまうのが理想かもしれませんが、前述の通り必要ではない場合もあります。
また、家族のサポートも必要不可欠なので、無理にママだけで揃えようとせず、じっくり話し合うことも大切です。
簡易的な解説と共に紹介していきます。
大きめのバッグ
いわゆるマザーズバッグですが、単に入退院時に必要な荷物を詰め込む用のバッグです。
この時点で揃える必要はありませんが、トートでもリュックでもキャリーでも、大きめのバッグはひとつ用意しておきましょう。
※相部屋の場合、病院によってはキャリーが禁止のところもあるそうです
事前に病院に確認しておきましょう!
小さめのバッグ
病院で小物をまとめるのに使うバッグです。
なんでもいいので、普段使っているA4が入るぐらいの普通のバッグがあると、入院時病室から席を外した際など、貴重品を持ち歩くときなどに重宝します。
ハンドタオル
台拭き、手拭き、授乳、よだれ拭きなど多目的利用です。
退院後はもちろん、日常でも何枚あっても困らないものなので、数枚用意しておくのが吉。赤ちゃんに直接触れる場合は、素材もチェックしておきましょう。
バスタオル
タオルケットでも構いませんが、生まれてすぐの赤ちゃんの敷布団、掛け布団がわりに数枚用意しておきます。
バスタオルなので洗濯も簡単ですし、当然のことながら退院後も使えます。肌触りや刺激の少ない淡い色、通気性や吸水性にも配慮しましょう。
時計
入院中近くに置いておく時計なので、100均でも贈答品の腕時計でもなんでも問題ありません。
今はスマホがあるので時間は確認できますが、院内は基本使用禁止(案外みんな使っちゃってますけどねw)
また、病室に備え付けられてる場合もあるので必要な人のみ準備しておくといいと思います。
パジャマ
入院にパジャマを忘れる方も少ないと思いますが、マタニティ用のパジャマは入院時の必須アイテムです。
病院は基本空調が効いているので薄手のものでも大丈夫ですが、冷え防止のためにも何かしら羽織るものもセットで持っていくと安心です。
スリッパ
入院中に院内で使用するスリッパです。
決まりは特にありませんが、できるだけ簡単に脱いだり履いたりできて滑りにくいものを選ぶといいでしょう。
※病院側が用意してくれることもあります
厚手の靴下
赤ちゃん用ではなく、ママ用の靴下です。
女性の大敵、冷え性予防。季節を問わず、病院内は空調が効いているため、地味に足先などの末端が冷えたりします。 厚手のものがおすすめですが、季節やご自身の体型等により適宜お選びください。
ウエスト・骨盤ニッパー
産じょくニッパーとも呼ばれる、お腹のたるみ、骨盤矯正のために利用します。
上記のトコちゃんベルトは、骨盤ベルトの代表格とも言える商品です。
サラシで代用もできますが、産後時期によってはウエスト部分をしっかり覆うウエストニッパーをチョイスしましょう。
【産褥】
産褥とは、分娩の終了から妊娠前の状態に戻るまでの期間のことを言います
産褥(さんじょく)ショーツ
マタニティの期間には、お腹をしっかり包み込むマタニティショーツを利用しますが、産褥ショーツはまさに産褥期間用に必要です。
股の部分が開く構造なので、診察時や生理用品の交換などがスムーズにできます。
授乳用ブラジャー(ナーシングブラ)
妊娠期間のバストアップに必須アイテム。
妊娠期間・授乳期間のサイズアップのためだけでなく、母乳を作る乳腺を、圧迫から守る必要があります。ノンワイヤーのものが多いですが、フロントオープン、クロスオープン、ウィンドウオープンなど、一口に授乳ブラ(マタニティブラ)と言っても様々な種類があります。4〜5枚用意しておけば安心です。
授乳パッド
母乳パッドは授乳期に必要なアイテム。大きく分けて、布製の洗って何度でも繰り返し使えるタイプと、使い捨てのタイプがあります。
個人差はありますが、母乳で授乳する場合は大概必要になります。赤ちゃんがくわえることを考えれば衛生面の配慮という兼ね合いもあります。
お産用ナプキン(産褥パッド)
産後は、悪露(おろ)というおりものが排出されます。その悪露のために必要なアイテムです。
通常のナプキンとは違い、大判タイプとなっており、オムツにむしろ近いと言えるかもしれません。余るのは覚悟で、2〜3個用意しておくのが理想です。
出血の量などは個人差があるため、お産用ナプキン(産褥パッド)は必要ない方もいらっしゃいます
ペットボトルキャップ(ストロー)
陣痛室や産後すぐなど、身体を起こすのがしんどい時に重宝します。
100均のものでも充分なので、“寝たまま使える”というのがミソです。もちろん、入院中・退院後もずっと使えるものなので、使用後はしっかり洗って清潔に保ちましょう。
※自力で飲むのがしんどそうな時は近くの人がサポートしてあげるのがベストです
メモ帳・筆記用具
入院中のちょっとしたメモや記入用にあると何かと便利です。
現在はスマホやタブレット、ラップトップを持ち込めばメモ帳がわりになります。そのため、わざわざメモ帳や筆記用具を持ち歩く必要はないかもしれません。ですが手書きには、その時の思い出も込められます。
「あの時あんなだったね」なんて、あとで話すのもいいのではないでしょうか。
小さめの財布(小銭入れ)
小銭を身近に携えておくと、ちょっとした買い物が必要なときなどに便利です。
病院にもよりますが、大抵は金庫や貴重品入れがあったりします。ただそこから毎回出し入れするのも面倒ですし、貴重品はできる限り少ない方がいいでしょう(とはいえなければないで問題ありません)。
イヤホン
主に相部屋限定ですが、イヤホンはテレビの視聴や、オーディオ(スマホやミュージックプレイヤー)用にあると便利です。
主流派完全ワイヤレスイヤホンですが、病院のテレビにBluetooth接続できるとは思えないので、テレビの視聴が目的なら有線のイヤホンを探してくださいね。
カメラ
カメラはパパが用意しておくといいでしょう。
スマートフォンのカメラ性能が向上したため、もはやコンデジなら不要です。一眼顔負けの描写をしてくれるフラッグシップモデルも数多くリリースされています。
ですがやはりミラーレスや一眼レフの描写には適いません。一生に一度の我が子の誕生には、妥協せずいいカメラを使いたいのが男目線ですw
充電器
モバイルバッテリーに限らず、ACアダプタ充電器を持参しておくと安心です。
スマホ用の充電だけでなく、初めての我が子の撮影等必ずあろうかと思います。いざという時にバッテリー切れでも困らないように普段から持ち歩く習慣をつけておくのもいいです。
洗面・衛生用品
総合病院であれば売店、個人病院であればコンビニですぐに買い足しできますが、衛生用品は自分で用意しておきましょう。
ティッシュ・ハンカチ、マスク、歯ブラシ、コップ、耳かき、石鹸やシャンプー、場合によっては爪切りなども必要になるかもしれません。俗にいうお泊りセットです。
ウェットティッシュは地味に重宝します。
スキンケア用品
衛生用品に付随しますが、スキンケア用品もある程度必要です。
病院にもよりますが、院内は基本化粧は禁止の場合が多いです。そもそもお産のときは汗を大量にかくためメイクしたところで崩れる可能性大です。
とはいえ乙女心としては洗顔だけでなく化粧水や乳液等のケアはしたいはずです。
※たまにモラルのないママががっつり化粧をしてたりしますが、禁止の場合はパパがちゃんと言ってあげてくださいね
出産前後期間
いよいよ出産、そして産後は、ママは子供につきっきりとなります。パパも協力して、ギリギリになる前にある程度揃えてしまうのが理想です。
中には、後々ゆっくり吟味して揃えた方がいいものもありますが、その辺りはご自身で取捨選択してみてくださいね。
紙おむつ
赤ちゃんの肌はデリケート。オムツはこまめに変える必要があります。
いくつか試してきましたが、パンパースが一番我が家には合いました(その後もずっと)。また、入院中は病院指定のものを用意してくれる場合もあります。
【関連】“超うすさらマジック”体験キット レビュー|パンパースの吸収性やいかに?! - IKUJI HACK 4 MEN(男のための育児ハック)
おしりふき
オムツ替え時必須アイテムのおしりふき。各メーカー様々なものをリリースしていますが、共通しているのはノンアルコールです。
選ぶポイントのしては厚手であること。我が家は最終的にピジョンに落ち着きましたが、使いながら選んでいくといいでしょう。
おむつ用ゴミ箱
乳幼児期におむつは確実に使いますが、同時に専用のゴミ箱も必要です。
匂いが気になる場合は、密閉性の高い“専用の”ゴミ箱があると便利です。わざわざおむつ専用のゴミ箱を新調せずとも、家にある既存のゴミ箱で代用可能です。
ゴミ箱を用意するのもいいですが、おむつ用ゴミ袋を利用するのもおすすめです
ベビーソープ
ベビーソープは大きく分けて、固形タイプと泡タイプがあります。沐浴時は特に片手がふさがっているのでワンプッシュで済む泡タイプがおすすめです。
ベビー用の石鹸は、デリケートな赤ちゃんの肌でも安心な低刺激なものが多いですが、弱酸性のものからアルカリ性のものがあるので成分もチェックしておきましょう。
哺乳瓶
完全母乳(完母)の方以外は必須アイテムですね。また、完母の方でも搾乳後授乳となれば、必要になります。
我が家は、母乳とミルクの混合でしたが、外出時の授乳にかなり重宝します。毎日使うものなので、数本持っておくとローテーションできておすすめです。
重さのデメリットはあるものの、哺乳瓶はガラス製がおすすめです
哺乳瓶用ちくび
新生児であればSSサイズをチョイスしましょう。
例えば、哺乳瓶で一番人気のピジョンの場合、成長に合わせて5タイプから選択可能です。赤ちゃんが吸った時にしっかりと出ることも重要ですが、こぼれにくさも重要です。
どこにいってもほぼ必ず見つけられるので、我が家も活用したピジョン製を推しておきます。
粉ミルク
病院と製薬会社はズブズブの関係なので、 推奨の粉ミルクを紹介されていると思います。フォローアップミルクを含めて、どれを選んでもさほど違いはありません。
定期検診時に営業をかけられ流こともあるので、サンプルをもらって良さそうなものを適宜チョイスしましょう。
ミルクの比較サイトは基本売りたいだけです
売りやすくて人気のある製品を推すのは当然なので、変に過信しないようにしてくださいね
ミルトン(除菌用)
使用した哺乳瓶、ちくび、その他器具は定期的に除菌の必要があります。
錠剤タイプと液体タイプがあり、錠剤タイプは携帯性と保存に優れているのでおすすめです。
金属製のものやメラミン食器は使用不可なので注意です
チャイルドシート
2000年4月から、チャイルドシートの着用が義務化がされ、車を所有している世帯は必須アイテムです。
でもその価格や性能はピンキリ。首が座っていない乳児期さえ乗り切れば(ベビーシート)、比較的安価なモデルでも子供は問題なく快適に過ごします。
出費がそこそこかさむので、中古やレンタルなども視野に入れつつ探すのも良いかもしれないですね。
【関連】コンビ クルムーヴ スマート エッグショック JG-600レビュー・感想 | チャイルドシートの選び方・購入の注意点
取り外しも頻繁で手軽に使える「ISOFIX」と(新車なら標準装備)、比較的どの車でもも互換性のある「シートベルト式」があるので要チェック!
ベビーカー
ベビーカーにはA型とB型があり、車の有無や、普段の移動を主に何を使うかにもよりますが、乳児期から利用できるA型のみで完結する家庭も多いです。
また、首がするまでは抱っこで我慢(抱っこ紐)して、その後(軽量コンパクトな)B型へ移行、というチョイスをするご家庭もあります。
【関連】おすすめ人気ベビーカーランキング|ベビーカーの種類(A型・B型)選び方解説
普段メインに子供の世話をするママ(パパ)が一番楽な方法を選ぶようにしましょう
抱っこ紐
抱っこ紐は、両手を自由にしてくれる乳幼児期の必須アイテムです。
スリングやベビーキャリーとも言い、横抱き・対面抱き・おんぶ抱きなどの種類があります。近い年齢のお子さんが2人以上いる場合もかなり重宝します。
新生児からフル活用できるので、抱っこ紐でのお出かけが多いなら、妥協せずしっかりしたものを選ぶのがおすすめ。
【関連】おすすめ人気抱っこ紐ランキング|ベビー用抱っこひも・スリングの種類・選び方解説
抱っこ紐よだれカバー
同じくよだれカバーは、抱っこ紐を使う際、乳児期の必須(といってもいい)アイテムです。
赤ちゃんにもよりますが、乳児期は特に、よだれがこれでもかと溢れ出てきます。直接顔に触れる部分なので、肌触りや衛生面に配慮するなら、数枚持っておくと安心です。
数枚セット売りを選ぶのもコスパがいいです。
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退院時
退院時はもうほとんど必要なものは揃っているご家庭がほとんどだと思います。
忘れがちなものだけピックアプしているので、全てのご家庭にマッチするものではありません。
パパが率先して用意しておくと株が上がりますよw
まとめ
出産ももう遥か昔のように感じますが、本記事は著者の備忘録も兼ねています。
一大イベントには変わりありませんが、実際そこまで身構えなくてもあるもので案外代用できたりもします。
第二子、第三子ともなればママもいい意味で図太くなりますw
初めてのことは誰でも不安です。少しでも出産時・退院時の参考になれば幸いです。