子どもの遊びのアイテムだけでなく、運動不足解消としての一端を担うトランポリン。
我が家の娘も例にもれず大好きで、アミューズメントパークなどのキッズスペースにトランポリンがあれば真っ先に向かっていきます。
大人の運動不足解消既にもなるため、家庭内でもあらゆる世代で利用されています。
しかし気になるのがその騒音や振動。
本記事では、ゴムトランポリンを実際に購入してみて感じた、アパートやマンションなど賃貸における騒音問題にスポットを当ててレビューしていきます。
ゴムトランポリンはうるさい?うるさくない?
結論から言うと、うるさいです。
これまでも実際に発生する騒音や振動の計測、検証を行っているレビュアーも数多くいます。
こと音に関しては個人差もあり、人によっては気にならない程度かもしれません。
さすがに耳をふさぐほどの騒音ではないので、“うるさい”というと語弊があるかもしれませんが、神経質なら間違いなく気になるハズです。
少なくともアパートやマンション内での使用の場合、部屋をまたいでいても振動は普通に伝わります(子供が遊びだしたのが別の部屋にいてもわかる)。
因みに我が家の場合、現在は重量鉄骨造の建物ですが、以前は軽量鉄骨造の建物でした。
賃貸住まい経験者の筆者個人的には、気になるレベルと判断しました。
因みに、購入したモデルは静音性に優れた、ゴムトランポリンです。
- 重量鉄骨造、軽量鉄骨造経験済み
- いずれも上層階(下層階には人が済んでいる)
- 近隣とのコミュニケーションは取れている(子供がいることを理解してくれている)
ゴムトランポリンでもうるさいと感じる理由
煩いと感じる理由は下記3点。
- 等間隔で一定のリズムを刻む
- 少なからず騒音や振動がある
- イレギュラーな使い方をすることがある
それぞれ見ていきます。
等間隔で一定のリズムを刻む
ご想像通りトランポリンはドッドッドッと、等間隔で一定のビートを刻みます。
その音は部屋でジャンプして直接地面に着地した時に生じる音よりは、はるかに小さく振動も少ないです。
ただこれはあくまでも1回の音に関してです。
子供がソファやベッドから飛び降りたとき、走り回ったときなどに注意したことがある親御さんは多いと思いますが、聞き分けのいい子なら数秒単位でやめてくれるはずです。
ですがトランポリンは短くても数分。長ければ数十分は飛び続けます。
等間隔のリズムは、思いのほか不快感が強く、長ければ長いほどイライラします。
たまに迷惑を顧みないウーファーガン積み大ボリュームの車が停車した際、ズンドコする重低音を聞くことがあると思います。
振動(音)はその数百分の1ですが、その不快感に近いものです。
少なからず振動や騒音がある
スプリングタイプのトランポリンは論外ですが、ゴムタイプでも恐らく深夜や早朝に使う人は少ないと思います。
それはなぜかというと、人が飛び跳ねている以上少なからず音や振動が発生するからです。
簡易的な防音対策としてよく使われるジョイントマットは、実際のところほとんど意味を成しません。
遮音シートや防振シートのみでは防音効果が得られないのも然り、本当の意味での防音(吸音・遮音)をしたいのなら、リフォームが必要です。
イレギュラーな使い方をすることがある
一定期間子供にトランポリンを使わせてみて気づきましたが、トランポリンの音や振動が一番少ないのはセンターで飛び跳ねているときです。
センターにしっかり乗ることができれば、体重そのものの音や振動をトランポリン自身が分散してくれます。
しかし、縁に近ければ近いほど地面に着地したときの状態に近くなり振動や音が発生します。
ですが体幹の未熟な子供は、飛び跳ねているうちにどうしても前後左右に動いてしまいます。
加えて、敢えて面白がってイレギュラーな使い方を発見して楽しんだりします。
通常以外の遊びをし始めたら注意してしかるべきですが、予期せぬことをするのが子供です。
子供から目を離さないというのは簡単。そんなことは百も承知、とはいえ生活していれば物理的に不可能なことは多々あります。
もっと言えば、目を離してもいいように(勝手に遊んでくれたら助かる、手を抜きたいからこそ)トランポリンを検討していると思います。
下記のような手すり付きのモデルや静音性重視のトランポリンクッションなどもあるので合わせてチェックしておくことをおすすめします。
それでもトランポリンはおすすめ
実際の騒音や振動の計測、検証を行っているレビュアーも多いですし、実際に使用してみて、気になるほどではないという結論に至った声も多いです。
と同時に、それらを否定するつもりはありません。
ですがそれはあくまでも利用者側が判断していることであって、もしかしたら相手は不快に感じているかもしれません。
とはいえ筆者自身も買ってよかったと思いますし、何より子供が楽しんでくれているのが何よりも嬉しいです。
当たり前のことを注意しながら楽しむ
ただ注意点として、
- 最低限の対策
- 使用時間を考慮する
この2点は徹底すべきだと思います。
1は前述してきたことと矛盾するかもしれませんが、効果が薄くとも対策しないよりはマシということ、さらに踏み外して落下した時の事故防止などにも役立つからです。
2に関しては、いわずもがな当たり前のことですね。
ゴムトランポリン 総合評価
グラスを置いて検証もしましたが、やはり縁付近でジャンプすると普通に波打ち(振動が伝わり)ます。
アパートやマンションなどの集合住宅でも使えるかどうかについて言うと、
結局のところ環境による
というのが回答です。
ジョイントマットや防振シート等最低限の対策を施すのはもちろん、使用時間や近隣とのコミュニケーションがとれているなど、環境次第では使用可能だと思います。
とかく“音”に関しては個人差があるため一概には言えないものの、それでも筆者個人的に振動がやはり気になりました。
そのため筆者は、下層階の住人とコミュニケーションをとり、「うるさかったら正直に伝えて欲しい」こと、「うるさかったら即刻使用をやめる」と正直に伝えました。
子供がいることを考慮して大人だと多少気を遣って答えてしまう恐れもあったので(お互い様ということもあり、実際大人は気にしていない)、下層階の子供に聞いたところ「音聞こえた!」とのことでした。
そのため、現在は屋内で使用するのを完全にやめています。
購入したモデルは折りたたみ式でコンパクトになるので、屋外に持って行ったり、実家に帰省した際目いっぱい遊ぶ用として、娘には理解してもらっています。
大人も一緒になってやってみると数分で汗ばんでくるぐらい運動量は豊富なトランポリン。
本記事ではアパートやマンション(賃貸)での利用についてスポットを当ててきましたが、一戸建てならスプリングタイプ、ゴムタイプどちらでもおすすめです。
価格も安価で手軽に導入できるので、運動不足解消に、トランポリンはおすすめのアイテムです!
【総合評価】 | |
製品名 | 山善 トランポリン 92cm 安全ゴムバンド式 折りたたみ |
総合おすすめ度 | ★★★★★ 4.7 |
【こんなご家庭におすすめ!】
- 体を動かすのが好き
- 戸建て住宅に住んでいる
- 近隣が音に大して敏感ではない