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YouTubeが子供に与える影響|幼児期から動画を見せることは何が問題なのか

YouTubeが子供に与える影響|幼児期から動画を見せることは何が問題なのか

もはやYouTubeは、子育て世代の強い味方。シッター替わりで利用しているご家庭も多いのではないでしょうか。

下記記事でも示した通り、実際子供がインターネットに触れる際、何を目的とするかといえば、動画視聴などの娯楽利用がほとんどです。

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使い方さえ間違わなければ、YouTubeは立派な教育ツールにもなりえますが、小さな子供にそれを理解させるのは難しく、思わぬトラブルや危険をはらんでいるものまた事実。

本ページでは、YouTubeが子供に与える影響や問題点、注意したい点について解説していきます。

 

 

子供にYouTubeを見せることで生じるリスクや問題点

子供にYouTubeを見せることで生じるリスクや問題点

ここで紹介するのは、もちろんすべてではありません。ですが確実にリスクはあります。

それが、

  1. YouTubeの見過ぎ(長時間視聴)
  2. 誤作動やリテラシー不足による被害や犯罪等への関与
  3. (性的・暴力的な)年齢不相応な動画の視聴

などです。 

どのご家庭でも上記のことは常に懸念されていると思いますが、我が家のケースを交えてそれぞれ簡単に解説していきます。

 

YouTubeの見過ぎ(長時間視聴)

冒頭のリンク先でも紹介した通り、我が家の3歳になる子供は、ほぼ毎日、時間制限等も特に設けることなく動画を見せています。

というより専用スマホ・タブレットを親が専用アカウントを作って与えています

我が家では、0歳児から既に視聴を開始し、当初はディズニー系、ベネッセ(しまじろう)、アンパンマンから始まり、3歳になった今は、もっぱらキッズ向けコンテンツがほとんどです(今はディズニーにドはまり中)。

そのせいもあってか、子供にとってユーチューブは、“あって当たり前”の存在であり、少し暇になると自分で持ってきて勝手に見たりもします。

特にユーチューブには、おすすめ動画や関連動画が次々に表示され、長時間視聴へ誘導する仕組みが施されています。

我が家では時間制限も設けていないので、子供が飽きなければ数時間平気で見続けることも少なくありません。

 

誤作動や常識不足による被害や犯罪等への関与

現在は小学生起業家、中学生起業家など、いわゆるティーンエージャーでも稼ぐことができる環境です。

ユーチューバーは、もはや立派な職業であり、未成年の子供たち(男子児童)にとって、なりたい職業の上位となっています。

2019年にはトップテンから外れたものの、日本FP協会による、2017年、2018年度の「小学生の『将来なりたい職業』ランキングトップ10」では、ユーチューバーは堂々の6位。


出典:小学生の「将来なりたい職業」集計結果 | 日本FP協会

とはいえ、インターネットは発信者と受信者の距離が近く、思わぬトラブルに巻き込まれることも少なくありません。

本人にその意思がなくとも、数クリックで発信者となりえるため、逆炎上となったり、個人情報の漏洩(子供の学校だけでなく住所や親の勤務先含む)の可能性もあります。

加えて、加害者となりうるケースでは、侮辱的・差別的なコメントによる、安易なコメントや炎上への加担なども挙げられます。

3歳の我が子でさえも、誤作動(広告クリックなど)でアプリ購入画面、製品購入画面などに飛んでしまうことが多々あります。

“無敵の人”*1のように、通常の対話ができない人もネット上にはたくさんいます。

筆者自身はネット歴も長く、以前ちょっとしたボヤ(炎上)を経験したことがあります。

見ず知らずの他人から手斧が飛んでくる状況を経験しているため、その恐ろしさも理解しています。

 

性的・暴力的などの年齢不相応な動画の視聴


Image by Ulrike Mai from Pixabay

誤作動と少し付随しますが、YouTubeは関連動画が次々に紹介されます。

一見すると、子供向けコンテンツのようでも、実は性的・暴力的なものもあったりと、子供にふさわしくない動画が数多くあります。

いわゆるエルサゲート(elsagate)のことで、

  • 幼児向けの形で、残酷・グロテスク・性的描写・加害描写を行う悪質なユーチューブチャンネルのこと

をいいます

こんな状況でも、我が家は敢えて「YouTube Kids」を利用していません。というより子供が既に違いを分かっているというのもあります。

 

 

幼児期にYouTubeを見せることは果たして問題なのか

幼少期からYouTube動画を見せることに賛否はあるものの、個人的には問題ないと思っています。

下記記事でも紹介した通り、親が見ているうえに、今後さらに通信環境が整うとなれば、アナログ人間は搾取されるか確実に淘汰されるからです。

本章からは、上記で挙げた問題点について、我が家なりの解決法を解説していきます。

 

見たければ好きなだけ見たらいい

見たいだけ見させることで懸念されること、それは視力の低下や運動能力の低下。

ですが、本問題はネット環境が充実したことよりも、これに追いつけてない政府の方針の方が問題ではないかと思います。

日本は土地面積が少なく、都市部などの過密地域では、外で遊ぶ場所が極めて少ない状況です。

とはいえ、いつの時代でも言われる「最近の若いもんは…」と同義にとらえているため、その時代に合った生き方をするのが最善ではないでしょうか。

体力が低下しようが、ネットや情報リテラシーの低いまま社会に出ることの方がよっぽども危険で、著者が抑圧されて育ってきたこともあり、子供にはできるだけ制限のない生活をしてほしいと思うからです。

もちろん定期的に何を見ているかはチェックしています。

子供の性格にもよりますが、うちの場合は飽きれば勝手に辞めるため、現状さほど心配していません。

 

いいものも悪いものも見せてリスクを何度でも伝える


Image by Chuck Underwood from Pixabay

先述の通り、我が家はできるだけ制限をしない教育方針です。

YouTubeは使い方さえ間違わなければ、歌や踊り、知育など、素晴らしい教育ツールとなりえます。

留学などせずとも、家にいながら、生のネイティブの英語を、しかも無料で学べるツールなど、今まであったでしょうか。

もはや塾も不要ですし、独学でも様々な学習が可能で、こんないいものを使わない手はありません。

ただその反面、リスクは多分にあります。

動画を見ながら、

  • 「ここにコメントできるんだよ」
  • 「コメントすると反応がもらえることがあるし、自分か書いたことで相手が嫌な思いすることもあるからものすごく注意してコメントしようね」

といったことを何度も伝えています。

他にも、お気に入りのチャンネルを見ながら

  • 「この子たちは、一部の変な人たちの誹謗中傷、罵詈雑言(もっとわかりやすく説明してます)を受けながら連日投稿してるんだよ」

なども伝えています。

その甲斐あってか、娘は3歳にしてインターネットは怖い部分もあるというのを理解しているらしく、「YouTube出たくない!」と言っています。

※追記:現在5歳になりましたが、視力の低下も一切なく、動画も取捨選択して観ていますし、たまにダラダラ視聴することはあるものの、辞めるべきタイミングではすぐに辞めてくれます。

 

現実味が薄すぎてPTSDなどトラウマになるわけがない

観たいものを観させることに重複しますが、YouTubeは結局のところ、近いようで遠い世界の話。いくらグロテスクなコンテンツを見たとしてもさほど影響はないと思っています。

というのも、自身の経験ですが、私自身は田舎育ちで、幼少期は動植物の無意味な殺生など、かなり暴力的なことをしてきました。

また、戦争を3度も経験した明治生まれの曾祖母も同居していたこともあり、戦時中の話から派生して、ホロコーストをはじめ、そういった類の画像入りの文献やVHSを何度も見ています。

ですが、“映像”は結局のところ遠い存在で、自分の身の回りとは程遠く、現実味が薄すぎます。

人気キャラクターに関連したエルサゲート(elsagate)を観てしまったとしても、「これは本物じゃないよ、偽物だよ。本物を観ようね。」だけで済む話。

そもそも、YouTube(というかGoogleですが)側がこの問題は大きくとらえていて、プライバシーポリシーを常に更新し、不適切な動画を削除する傾向となっています。

イタチごっことはいえ通信技術が発展してくれば、おのずと解決していくでしょう

とはいえ、動植物の殺生*2は決して褒められたことではありませんし、現代だったら間違いなく非難されるべきことです。

 

親は良くて子供はダメ?

そして最後に付け加えたいのが、本章冒頭にも述べた、

親(大人)は好きなだけ見(れ)るのに、なぜ子供はダメ

なのでしょうか。

筆者は幼少期、ゲーム時間(といってもFCやSFCですが)を1日30分とか1時間と抑圧されて育ちました。

当時「目が悪くなるから」とさんざん言われてきましたが、小中では親の目を盗んで、高校、大学、社会人になってからもゲームやPCモニターは際限なく見てきました。むしろ現在も仕事で1日中PCのモニターを見ています。

ですが、未だに両目共に裸眼。視力は1.5で子供のころから何ら変わりません。

筆者がそうだっただけではあるものの、こういった理由で、ゲーム含めモニターの見過ぎによる視力の低下はそもそも懐疑的。

加えて、「パパ(ママ)はスマホ(ゲーム)してるよ」と言われたことがある親御さんは少なくないと思います。

現代人であれば、ちょっとした時間に、ママもパパもスマホ等で暇つぶしをするシチュエーションはあるはずです。

「いや、我慢してる!」というご家庭でも、パパママどちらか片方が気を付けても意味がありません。

ついでに言うと、祖父母同居なら、ジジババにも協力してもらう必要があります。

また、テレビは良くて、スマホやタブレットがなぜダメなのか、テレビでYouTube視聴ならいいのか、様々な疑問が残ります。

恐らく子供はそういった違和感を見逃しません。

であれば親子が堂々と見られるように、変に窮屈にしない方がストレスもたまらないのではないでしょうか。

 

 

YouTubeを見せ続けた先輩ママ・パパからの朗報

著者は子宝に恵まれず、周りと比べると少し遅めの子育てですが、友人知人は既に、小学生から中学生ぐらいの子供を育てています。

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一部の親御さんは“絶対に見せない派”ですが、一部は普通に“観させる派”です。

前者は、知らなさすぎるが故の、条件反射的な“ネットは悪いもの”という位置づけなので、正直会話が成り立ちません。でも後者から聞くと、「全くと言っていいほど悪影響はないよ」との返答。

というのも、YouTubeは、先述したように、

広義において、様々な知見を広げる学習である

と捉えているからです。

事実、(内面はわかりませんが)YouTubeを見て育った子供たちは、素直で元気に育っています。

また、不快で不相応な動画を観たとしても、子供ながらに直感的に違和感を感じて訴えてくると口々に言います。

そんなときにどうするのかが何よりも重要で、確実に通過点となりうる動画視聴を抑圧・制限することが、果たして正解といえるのでしょうか。

また、ネットリテラシーだけでなく、スマホをはじめとしたガジェットに精通することで、将来的に仕事の幅も広がるかもしれません。

YouTubeやInstagram、TikTokなどの動画コンテンツ台頭時代、何が良くて何がダメなのか、大人もしっかり学ぶ必要があります。

逆に言えば、子供だけでなく、大人も一緒に、新しいことに挑戦しやすい良い時代ともいえそうです。

*1:失うものが何もない人

*2:猫飼いだったので哺乳類には手を汚さず主に昆虫、魚類、両生類、爬虫類まで