子供が自分の足で歩けるようになると、多くのご家庭で検討しはじめるのが、三輪車やチャレンジバイクではないかと思います。
そして、さらに体力がついて走り回るようになると、次はストライダーや変身バイク、キックスクーターなどが浮上してきます。
興味があれば、なるべく与えてやりたいとは思うものの、年齢ごとに毎回乗り物を新調すれば、当然出費がかさみます。
むしろそれを成長と捉えれば、喜ばしいことですが、できれば長く使えるアイテム(乗り物:乗用玩具)があればいいですよね。
今回は、そんな子供用の乗り物の悩みを一発解消してくれる、1台3役の画期的な乗用玩具、「GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS(グロッバー エヴォ コンフォート ライト)」のレビューをしていきます!
- GLOBBER グロッバーとは
- どこで購入するのがオススメ?
- GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS グロッバー エヴォ コンフォート ライト 実機レビュー
- 気になった点・注意したほうがいい点
- GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS(グロッバー エヴォ コンフォート ライト) 総合評価
- まとめ
GLOBBER グロッバーとは
photo by Innovative Scooters For All Ages With Unmatched Functionalities - Globber
育児をしていれば当然室内用のおもちゃだけでなく、外用のおもちゃも気になりますよね。
GLOBBER(グロッバー)は、そんな屋外玩具のブランドです。
自転車業界にて20年来のキャリアをもつ専門家たちにより、2014年にフランスよりデビュー。それ以来、幼児から大人まで、高品質で安全なスクーターとして、74か国以上もの国々で販売されています。
品質はもちろん、その洗練されたデザインで、数々の賞を受賞。日本にも多くの代理店が存在しているので、ネットでも実店舗でも、容易に製品を見つけることができます。
プロテクターやグローブも同ブランドにてリリースしています
どこで購入するのがオススメ?
実は、今回製品を購入するまでは、「GLOBBER(グロッバー)というブランドの存在を知りませんでした。
我が家の娘がおてんばなこともあり、ストライダーや変身バイクをそろそろ買おうかなといくつかお店を回っていて“偶然”見つけました。
こういった乗り物(乗用玩具)を選ぶ際、多くのご家庭で気になることといえば、
- 安全性
- デザイン性
- 価格
などではないかと思います。
ネットでももちろん購入可能ですが、実店舗との価格差はほとんどないので、実店舗へと一度足を運んで、乗り心地やお子さんの反応をチェックしてみるのがオススメです。
実店舗であれば、ヨドバシやビッグカメラといった家電量販店や輸入雑貨等を多く扱う専門ショップなどにも置いてあります。
そんな中、今回我が家が利用したのは「トイザらス」です。
店舗にもよるとは思いますが、サンプルの試乗もできますし、ラインナップ(在庫)も常に豊富、トイザらスでしか買えない限定モデルもあったりするので、ぜひ足を運んでみることをおすすめしておきます。
※上記画像モデルの前輪は光りません
いずれにせよ、お子さんの反応を見るのが一番です
興味すらないのに与えても仕方ないですからねw
GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS グロッバー エヴォ コンフォート ライト 実機レビュー
「GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS(グロッバー エヴォ コンフォート ライト)」の一番のウリは、ロングユースができる点です。
三輪車のようにパパやママが後ろからサポートしながら押すファーストスクーターとして、お子さんが自分の脚力で進むキックスクーターとして、そして最後に、立ち乗りのキックボードとして長期間使えます。
上記画像の通り、5つのアレンジが可能で、バランス感覚を養いつつ、都度成長に合わせて変形・調整できるのが大きな特徴となっています。
前輪が光る「グロッバー エヴォ・コンフォート ライト」は、ネットでの購入はもちろん可能です。
ただ、トイザらス以外のショップはやや割高になることの方が多いので、ネットで検討しているご家庭は、ライト無しの「GLOBBER グロッバー EVO COMFORT」をチョイスするのがオススメです。
【おすすめPOINT】
- 成長に合わせてアレンジが可能
- 軽量コンパクトで持ち運びが楽々
- 子供心をくすぐるライト搭載
スペック紹介
GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS(グロッバー エヴォ コンフォート ライト) | |
モデル | EVO COMFORT (LIGHT) |
カラー | グリーン/ピンク/ブルー |
材質 | ポリプロピレン、熱可塑性エラストマー、アルミニウム、ポリウレタン |
対象年齢 | ファーストスクーター:12カ月~36カ月 / 最大重量:20kg キックスクーター:15カ月=36カ月 / 最大重量:20kg キックボード:36カ月~ / 最大重量:50kg |
サイズ(cm) | 約28 x 97 x 62 (W × H × D) |
重量(kg) | 4.00 |
化粧箱・パッケージ
本家米国は経営破綻してしまいましたが、さすが天下のトイザらス。しっかりと化粧箱にも“トイザらス 限定モデル”の刻印が刻まれています。
フランス生まれということもあり、化粧箱も海外っぽくてオシャレですね。
すべて日本語に翻訳されていますが、不自然な機械翻訳などもなく、イラスト入りでわかりやすい商品の解説です。
- T字型ハンドルバー × 1
- シートプラケットフレーム × 1
- メインボード × 1
- シート × 1
- フットレスト × 1
- ロッキングスクリュー × 1※スクーター用
- ネジ × 2セット
- 六角レンチ × 2種
- 取扱説明書 × 1
- 取扱説明書(マルチリンガルVer)× 1
- 保証書 × 1
組み立ての所要時間は正味5分程度です
力のない女性でも簡単に組み立てられます
海外発祥のブランドなので、そこまで期待はしていなかったものの、ユーザーガイドもバッチリ日本語に対応しています。
保証書とは別の、もうひとつの小さい冊子は多言語対応で、世界中で売れているのも頷けます。
使用感(組み立て)
組み立てといってもびっくりするぐらい簡単です。
「シート」と「シートブラケットユニット」を六角レンチを用いて固定。それを画像の通り、先端部分のツメに引っ掛けてカポッとかぶせるようにするだけです。
なるほど、樹脂素材で支えているだけなので、このスタイルでの最大重量20kgというのも頷けます
手押し用のT字型ハンドルも簡単着脱。赤い部分を抑えながら差し込むとカチッとハマります。
というわけで完成!
前述した通り、難所も一切なく正味5分程度で組み立てられます。
動画紹介
安全機構などをもう少し詳しく知りたい方は、Globber公式の下記動画をご覧ください。
GLOBBER 試乗(屋内)
もうじき3歳になる娘。自分の足で地面を蹴ることができるので、もうフットレストは必要ないと思い付けていません。
最初は手こずってましたが、しばらくすると勝手に乗りこなしてました。
こちらは敢えてフットレストを付けたバージョンです。
フットレストがあると地面を蹴りにくいので、巻き込み防止のためにも外しておいた方が賢明です。
GLOBBER 試乗(屋外)
娘は2歳(早生まれなので3歳の学年)ですが、少し教えただけで、キックスクーターもキックボードも比較的すんなり乗りこなしてました。
ストライダーを検討していたものの、娘は完全にもう「GLOBBER(グロッバー)」の虜。他はもう要らない(これでいい)と改めて確信しましたw
屋外で別のアレンジ(スクーター)で乗せてみたところ、どちらもかなり楽しんでいました
ちなみに、キックボードを試しに乗ってみましたが大人が乗ると壊れます(底面が地面に触れて削れる)
50kg以下は守った方が良さそうですw
他の子供にも大人気!追記(2020/5/14)
公園やその他、ストライダーはじめ、キックボードを持っている子がちらほらいる中、我が家はグロッバー一筋(もうすぐ自転車デビュー予定ですが)。
あまり持っていない子が多いからか、「乗らせて!」と常に大人気となっています。
うちの子は(貸すことを)若干嫌がっているものの、皆順番に乗りあって楽しんで遊んでいます。
本記事執筆からさらに子どもたちも成長し、現在はブレーキの意味が分かってきました。
キックボードにも同じ機構のものがありますが、少々スピードが出たとしても自分でしっかりブレーキを掛けられるのは事故防止にも役立ちますし、素晴らしい機構だと思います。
一般的なキックボードと比べてやや割高ですが、心底買ってよかったと思います。
気になった点・注意したほうがいい点
数々の賞を受賞しているだけあって、滑らかで安定感のある走行性能や乗り心地、安全面に配慮した後輪ブレーキや、ステアリングを効かせないフロントロック機構など、細かい部分にも徹底した配慮が伺えます。
乗らせていて安心感はあるものの、いくつか気になったことがあるので紹介していきます。
フットレストが足を巻き込む危険性あり
おそらく期間は短いと思いますが、ファーストスクーターとして使用する際は、注意が必要です。
地面を自分で蹴られないぐらいの月齢(1歳前後)にはフットレストはあればあるに越したことはないものの、長さも幅も小さめで、足を踏み外すと足を巻き込む危険性がありそうです。
自分の足でしっかりキックできるようになったら、なるべく早めに外しましょう。
ハンドルが回らない
EVO COMFORT(エヴォ コンフォート)は、ハンドルが回らない仕様です。
キックスクーター(座る状態)では、そこまでハンドル操作の必要はないかもしれませんが、キックボード(立った状態)ではハンドルが回ってくれた方が小回りも利きますしフットワーク良く動けます。
EVO COMFORTの耐荷重は50kgと、小学生ぐらいまではゆうに使えるものの、小学生ぐらいともなれば、アクティブに動き回りたくなるハズです。
純粋にキックボードとして使いたいなら、ティーン向けの「GLOBBER Flow (グロッバー フロー)」がオススメです。
EVO(エヴォ)シリーズは、全てキッズ向け仕様となっています
2輪の前輪なので安定感が高く直進性には優れていますが、方向転換はやや苦手です
重心移動で曲がるタイプなので、純粋なキックボードとは少し異なります
キックボードにしてはやや高い
もちろんピンキリですが、GLOBBER自体キックボード(スクーター)としては、やや高めの価格設定。
キックスクーター単体であれば通常5,000円前後で購入できます。
とはいえ、3in1(厳密には5in1)の1台3役をこなすGLOBBER EVO COMFORTは、コスパ力の高い製品です。
ブランドによる付加価値はついているものの、ロングユーズできることを考えれば、あくまでも少し高いぐらいなので、むしろ財布には優しいのではないかと思います。
GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS(グロッバー エヴォ コンフォート ライト) 総合評価
今回完全に衝動買いでしたが、結果的にいい買い物でした。
まだバランス感覚が弱い幼児期は、前輪が1輪だとうまくバランスを取れなかったりします。
その点、GLOBBER EVO COMFORTは2輪仕様で、ステアリングロックもできるので、小さい子供でも安全に走行できます。
また、少し余談ですが、「ELITE(エリート)」、「PRIMO(プリモ)」、「EVO(エヴォ)」のフラッシュライト搭載モデルは、トイザらス限定モデルです。
実店舗かオンラインショップでも購入できるので、チェックしてみてください。
当初の目的はストライダーでしたが、男の子ならまだしも、(おてんばとはいえ一応)女の子なので、ストライダーはまたの機会(今後もっと興味を持つようなら)にしようと思います。
どうやら娘も気に入ってくれたようなので、これから長く大事に使っていこう(もらおう)と思います!
【総合評価】 | |
製品名 | GLOBBER EVO COMFORT LIGHTS グロッバー エヴォ コンフォート ライト |
総合おすすめ度 | ★★★★★ 4.7 |
まとめ
もう少し早く本製品(GLOBBER)に出会っていれば、三輪車は必要なかったのになと若干の後悔すらあります。
というのも、我が家の娘も早3歳の学年。運動量も増し自分の足でキックできるので、(手押しの)ファーストスクーターを使用する機会はほとんどなさそうです。
とはいえ、日々成長していく子どもを見ているのは感慨深いもの。
成長に合わせて変形すれば、小学生ぐらいまではゆうに使えちゃうので、乗り物検討中の方にガチでオススメしておきますw
【こんなご家庭におすすめ!】
- よく三輪車に乗って散歩をする
- 公園や外遊び、乗り物が好き
- できるだけ長く使える乗り物を探している