以前、こんな記事を書きました。
▶︎妊娠について男目線の考察 | 妊娠や出産は本当に奇跡であり女性に感謝
我が家にもついにベイビー爆誕!(予定)という記事です。
上記エントリは、それなりにシェアもいただき、ストレートに「おめでとう」と言ってくださる方や、「出産まで控えた方がいい」という貴重なご意見などもいただきました。
その辺のことも重々承知で、僕自身(夫婦共々静観を貫こうと)ずっと控えてきたんですが、 我が家もいろいろございまして、嬉しさもあり、こらえきれず記事にしました。
おかげさまで、母子ともに健康そのもの。
産まれる日を今か今かと待ちわびている訳ですが、先日「妊婦体験」なるものに駆り出されました。
今回は、妊娠期における男性が参加できる妊婦体験リポートしていきます!
はじめに
まず、はじめに言っておきたいんですが、不妊治療で悩んでおられる方や、流産、事故などでお子さんを亡くされた方などもいらっしゃると思います。
本エントリは少し不快感を与えるかもしれません。本記事で気分を害するようなこともあるかもしれませんので、この場を借りて、先にお詫びしておきます。
また、ここでブラウザバックしていただいても構いませんので、予めご理解のほど、よろしくお願いします。
では、早速話題に入っていきますが、男性諸君はこういう“妊婦疑似体験”って、どれぐらいの割合でしてるんでしょうか。
結論から言って、「時間が合うならやっとけw」と言った感じです。
女性より、男性に読んでもらいたいエントリです!
妊婦体験をするまでの経緯
ぶっちゃけ僕は嫌々でした。
お恥ずかしい話、僕は妻に家事を任せきりでほとんど何もやらないので、「育児は絶対にやれ(父性を植え付けさせなきゃコイツ何もやらねぇ)」という、妻の策略もあり、今回参加に至りました。
母親学級
既に妊娠・出産・子育ての諸先輩方は、これらの経験をしてきていると思いますが、母親学級ってご存知でしょうか。
病院や産院、民間、または市や区などの自治体で、定期的に開催されているプログラムです。妊娠中の生活や出産準備、産後のお世話、妊婦特有の不安や悩み、出産に関する疑問、同じ地域で同じ時期に出産する妊婦さん同士の情報交換、ママ友作りなどが目的です。
内容も受講料も場所によって様々ですが、基本参加は無料で、助産師や栄養士が来てくれたり、ヨガ教室、産後のサービスなどもあったりします。
通常は妊婦さん向けのプログラムですが、今回僕が参加したのは、母親教室、マタニティイベント、両親学級、父親学級などの名称で呼ばれている、父親の参加も可能なものです。
僕は地方在住でそんなに参加する人いるんだろうかと言う懸念もありましたが、それでも同時期に出産予定の10組以上の夫婦が参加していました。
今回のプログラムでは、大きく分けて、ビデオ鑑賞、沐浴体験、妊婦体験の3つ。簡単に説明しておきます。
※本当は歯科衛生士からの話や、管理栄養士の話、助産師の話などもあり、ほぼ1日潰れたんですが、その辺りはググればいくらでも出てくる情報で、特に目新しいことは言っていなかったので割愛しておきますw
1.ビデオ
※視聴したビデオは上記のものとは一切関係ありませんw
内容は、“お腹の中にいる時でも胎児は音をしっかり識別してるよ。いっぱい声をかけようね”というもの。
父親に父性を植え付けさせるための今時珍しいVHSの古臭いビデオ。ひたすら眠くなるやつです(小声)。
2.沐浴体験(練習)
人形相手に沐浴体験をします。
これに参加するまで、こんなことしなければならないのすら知りませんでしたが、父親に「ちゃんと育児手伝え。」という暗示をかけるプレイ。
3.妊婦体験
通称妊婦ジャケットというのを装着して、妊婦体験します。
トータル10Kgの重りをつけて、「妊婦は大変なんだよ。」という印象操作を行うプレイ。
知事が妊婦体験した動画も(ほんの少し)話題になっていたのでご存知の方も多いかもしれません。
▶︎AMPでご覧の方はコチラ: 知事が妊婦に|九州・山口 ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン - YouTube
せっかくなので写真撮影
ビデオはただ見ていただけなので割愛しておきます。
まずは沐浴の練習です。
画像は妻ですが、僕もしっかりやりました。
はじめに保健師さんのデモンストレーションの後、僕は女の子の人形を使って、妻は男の子の人形を使ってのプレイでした。
この人形が地味に重量感あるんです。
それなりに重量感があり、耳に水を入れないようにするなど気をつけていると、結構疲れます。
10分以内に全て完了しないといけないとのことで、感想は「え?まじ?みんなこんなことやってきてんの?時間足りねぇ!!」というのがファーストインプレッション。
第一子は気を使いそうですが、第二子、第三子ともなると、そこまで気を使わなくなるんだろうなぁ(ぶっちゃけめんどいし)というのが後の感想。
ふと気になったので、少し質問してみました。
風呂にそのまま入れちゃダメなんですか。
産まれてすぐの赤ちゃんは、抵抗力が弱く細菌に感染されやすいんです。おへそもジュクジュクしてますし、細菌感染防止のために必要なんです。
へ〜。でもこんな面倒くさいこと、昔の人もやってたんですかね(歴史的な意味で)。
昔からやっています。
へ〜そうなんですねぇ(信じていない)。
なぜ信じなかったかというと、僕の中で“沐浴”というのは、宗教的な意味合いの方が聞き覚えがあったからです。
キリスト教で言う洗礼や神道でいうところの手水舎での手洗いや口すすぎなどが、沐浴に当たると思っていたからです。
そういう意味では昔からやっているんですが、何となく腑に落ちず。なぜなら使い方によっては、ベビーバスだって細菌の宝庫になり得ますし。
妊婦体験
では、今回のメインイベントである妊婦体験のお時間です。
と言うわけで装着!
内側にはコルセットのようなもので圧迫し、妊婦の息苦しさを再現。また、妊娠中の下腹部(膀胱)も圧迫&羊水の熱を再現できるようにお湯が入っています。
この状態のまま、この後、落ちている絵本を拾う、掃除機をかける(動作)、仰向けになって寝る、スリッパを履き直すなどを体験。
どうです?重いでしょう。
ええ。重いです。。。
その他にも階段の上り下りなども体験。
正直、重い以外の感想は特になし。よく、つま先が見えなくなるといいますが、この疑似体験では全然つま先見えました。
お腹が大きい分、物を取る際は多少取りにくさを感じましたが、普通に取れますし、腹筋も腕立ても普通にできました。
そして、もう一つ言いたいのが、この妊婦体験ジャケット、臨月の状態なんですよね。いきなり臨月マックスの状態なので、そりゃズシリと来ます。
と、正直そこまでの衝撃はなかったものの、お腹に命がある以上、気を使って生活しなければなりませんし、胎動なんかもあるんで辛さはこんなものではないはずです。
その上つわりやむくみ、マタニティブルーなど男には想像もつかないほど大変な思いをしているはずです。
とにかく、女性はすごいと思わざるを得ません。
最後に、僕が今回一番気になった質問を保健師さんに投げかけてみました。
………(は?何コイツ。)
あとがき
と言うわけで、結局何カップか答えてもらえず、妻にはお叱りを受け、保健師さんからは他にもありがたいお話をたくさんしていただき、マインドコントロールされて帰って来ました。
僕のような講釈たれでどうしようもない旦那をお持ちの奥様方、ぜひ引っ張ってでも連れて行くことをオススメします。男は特に産まれるまで実感がわかないですからね。
女性が感じる辛さや、子育てに必要な知識について皆無だったので、結果として行ってよかったと思います。
方々で紹介されてますが、こんな装置もあります。まさに陣痛の疑似体験ができる装置です。
▶︎AMPでご覧の方はコチラ:The Try Guys Try Labor Pain Simulation • Motherhood: Part 4 - YouTube
僕のように舐めたこと言ってるヤツでも、これやれば一発で黙ると思いますw日本での導入も待たれますね。
最後の最後に少し余談です。
ずっと男女かわからなかったんですが、やっと判明しました!